読書のすすめ

2018/09/13 木曜日

京都のうだるような暑い夏も終わり、だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね。
読書の秋!という言葉をそっくりそのまま押し付ける訳ではありませんが、今回は本を読もうという話をしたいと思います。

私が学校に通っていた頃、その教室という閉鎖的な空間に閉じ込められているような感覚がとても息苦しかったのを覚えています。
先生が、周りの友人が、悪いわけではありません。ただただ、逃げてはならない檻に捕まえられたような気持ちです。
授業中は、窓の外ばかりを眺めていて、ここから抜け出せたら何をしようかなという妄想をしながら外の様子を観察していました。
授業前後の休み時間においても、友達のところに駆け寄り、熱っぽい話をするのが苦手でした。
もちろん、その頃に全く友人がいない訳ではなく、よく話しかけてくれた子もいたとは思いますが、あまり思い出せません。

ただし何よりも、その頃に読んでいた小説のことはよく覚えています。

本を読んでいる時だけは、その教室という空間を忘れることができました。
私が文を読み続ける限りは、物語は先に進んでいってくれます。
私自身の身体が拘束され、不自由であっても、頭の中は解放されたような気持ちです。

難しいものでも簡単なものでも、流行りのものでも古いものでも、何でも良いと思います。
本屋さんにいって気になるもの、2,3ページ読んで楽しめそうなもの、何か手に一つとってみましょう。
あなたにもまた、出会った本に別世界へ連れてってもらえる体験をしてほしいなと思います。

以上、読書のすすめでした。