昨日、京都駅前キャンパスでは29年度卒業生の卒業証書授与式を行いました。全8名の卒業生は履修分の単位習得を終え、全員が共有していた「高校卒業」という目標を無事に達成することができました。さて、入学してきた当初と今を比べてどのような変化があったでしょうか。少なからず、ここに通われる生徒さんはそれぞれに不安を抱えていた場合が多いです。家庭環境や身体の状況で、全日制高校に通える状態ではなかったり、前任校でいじめや通いづらさに出くわしたり、また一方、進路実現のための戦略的な手段として通信制を選択した子もいます。いずれにしても、自身の「覚悟」を持って入学して来られたと思います。高校生活に100で満足いったという声を期待しているわけではありませんが、かつての「覚悟」に対する目標を達成できたということに対しては、是非自信を持って欲しいなと思うところです。

さて、皆さん方とは先生と生徒という上下関係というよりかは、サポート校のスタッフとして横並びで共に歩んできたつもりではあります。だからこそ、「現実の社会はもっと厳しいから○○しなさい」というような口調は避けてきました。悪くいえば放任主義であるのかもわかりませんが、決してそうではありません。皆さんは自己選択・決定の場が他の同級生の子たちよりも多かった分だけ、「自分で考え、学ぶ力」が人一倍強いようにみえるのです。これから社会(進学先や就職の新たな場)に出ても、それぞれに苦労したり悩んだり、逆に今まで知らなかった楽しさに触れることがたくさんあると思います。しかし、そのことに対して良いも悪いも、正しいも間違いもありません。是非、自分の気持ちや感覚と照らし合わせつつ、時には周りの人の意見を聞きながら、自分が一番納得できる・安心できる日々を過ごして欲しいものだなと思います。また、何か困ったことや相談があれば、逆に嬉しい報告や新たな発見でも、是非気軽にキャンパスにきてお話しに来て下さいね。こちらとしても、また皆さんから色々なことを教えてもらうことを楽しみにしております。

改めまして、ご卒業おめでとうございます。
これからの益々のご活躍を楽しみにしております。

大久保