勉強する=解像度を上げる!
レポートや視聴票の締め切り間際になるとあちこちから聞こえてくる
「大体さー、こんな勉強なんの役に立つんだよー」というセリフ
私も学生時代によく言ってました
そして高校を卒業して久しい私ですが、確かにそれ以降、やれ「微分積分」だの「ラ行変格活用」だの
一度も使った覚えがありません…
なので、「なんの役に立つの?」と聞かれると、少し困ってしまうのでした
この疑問に明確な答えは無いのでしょうけど、先日ふと見かけたツイートがとても腑に落ちました
「勉強」=「世界の解像度を上げる行為」
みなさんは「解像度を上げる」「解像度が高い」というのがどういうことかイメージできますか?
↑こんな感じです
解像度が高いときれいではっきりしています
「勉強をする」というと「知識をとにかく頭に詰め込む行為」と思ってしまいがちですが
そうではなくて、「世界をよりはっきり見るためにする行為」なのです
植物の知識があれば
「なんとなく通っている通学路」は「街路樹のハナミズキが美しい道」になり
「そのへんの雑草」は「あ、オオイヌノフグリ…春だ」となります
英語の知識があれば外国人観光客の声が「音」から「会話」になります
もっとゆるい知識でもいいのです
うちの娘はチョコレートが大好きですが
パッケージに書いてあるカカオ豆の産地で買う/買わないを決めています
それは今までにたくさんのチョコレートを食べてきて、どれが好きでどれが嫌いなのか
これは酸味が強くて…あれはナッツ系と相性が良くて…アイスクリームとして食べるならこれかな!
という膨大なチョコレートデータが蓄積されているからです
チョコレートに対する解像度が高い…ということですね笑
新しいスマホに替えた時、画面やカメラがよりきれいになって
うれしくて写真をたくさん撮った!という経験はありませんか?
私は自分の世界の解像度が少し上がったことに気がつくたび、とてもうれしくてわくわくします
興味を持って身の回りの世界を見る
色んなことを見て、聞いて、触れてみる
なんの役に立つか、今はまだわからないけど
とりあえずレポートも視聴票も一生懸命やってみる!
それがいつか巡り巡ってみなさんの世界の解像度を上げる手助けになるかもしれません
日々新しいものを吸収して、世界をより美しく見てみてください?